00106_「ベンチャー企業経営者が陥りがちなビジネス・マネー・人生全般における失敗」の傾向と対策_1_人生の失敗のパターン

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本コンテンツシリーズは、アジア経営者連合会「ALA経営塾」主催にて、令和3(2021)年3月25日(木)17時30分開始にて行われました、弁護士畑中鐵丸の講演「組織と個人の用心棒、顧問弁護士の使い倒し方・ベンチャー企業経営者特有の失敗の傾向と対策~ベンチャー企業経営者なら皆さん身に覚えがあるビジネスやプライベイトの失敗事例と対策のための”あの手・この手・奥の手”を25年超のキャリアをもつベンチャー弁護士が直接伝授します~」の講演レジュメ及び講演録から編集したものです。なお、本講演内容は、筆者(講師)独自の見解であり、所属組織及びアジア経営者連合会ないしALA経営塾のものとは一切関係ありません。
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1)不安と混乱の中、何をしていいかわからず、ただただ無為に人生を送り、時間という貴重というな資源を喪失して、人生を終わる。

2)目標が設定できない。目標を設定するのが遅すぎ、目標が判って設定出来たころには、対処資源(特に時機、すなわち時間やタイミング)を失っていて、時すでに遅し、で失敗する。

3)目標は設定出来たが、自分に適した、現実的で達成可能な目標ではなく、持続不能に陥り、失敗する。

4)目標が設定出来、当該目標を達成するための課題に気付くのが遅すぎて、対処資源(特に時機、すなわち時間やタイミング)を失って、時すでに遅し、で失敗する。

5)ゲームに参加したものの、ゲームの環境、ゲームのロジック、ゲームのルールをよくわからないまま、参加したことが災いして、敗北し、失敗する(敗北してから、ようやく、ゲームの環境、ロジック、ルールが帰納的に実感出来るが、あまり意味がない)

6)誰かを信頼して失敗する。他人(友達、パートナー、取引先、役所、警察、裁判所。あと、親や小学校の先生が教えたキレイゴトを信じて失敗する場合における、無責任なキレイゴトを教示する親や先生といった「他人」)を信頼して失敗する。自分や自分の常識(という偏見)を信頼しすぎて(過大評価して)失敗する。

著:畑中鐵丸