00258_「もったいない」が判断を狂わせる_有事に平時の金銭感覚を持ち込む、という致命的な誤り

スーパーのチラシを比べて、卵が10円安い店まで自転車を走らせる。 これは立派な生活の知恵です。 でも、もし家が火事になったとき、消火器を買うかどうか値段で迷っていたら?  「もったいない」と感じる感覚そのものが、状況によ...

00257_組織_「中から変える」という幻想_同意なしに動ける世界を、自分の手で広げていく

家族が入院していた病院で、目を疑うような出来事が起きた。 あるいは、信頼していた会社に、顧客としてずいぶんぞんざいに扱われた。 大切な家族が、組織ぐるみの甘い管理のせいで、深く傷ついた。 そんなとき、多くの人の口から、と...

00256_通帳には出ない、でも確実に消えているお金の正体

時間と神経を、じわじわ吸い取っていく相手 お店を開いていたり、会社を経営していたりすると、ときどき、妙な「相手」が現れます。 「相手」と書きましたが、言葉を変えると、「やっかいごと」「悩みの種」。正確には、 「時間と神経...

00255_離婚交渉で損をする人の共通点_「合計欄」を先に書かない

離婚の話し合いになると、夫婦だった二人が、急に、値踏みをする商人の顔になります。 交渉の俎上に、論点がずらりと並びます。 養育費、慰謝料、財産分与、年金分割。 ついでに、子どもの学費、支払いをいつまで続けるかという「期間...

00254_「泣き寝入り」か「ケジメ」か_法の正義と、日本の現実の間で

「お金のためじゃない。ただ、きちんとケジメをつけたい」。 そう言える人でなければ、法律家の門を叩いてはいけない――。 ある弁護士が、依頼者への私信でそう綴りました。 これは過激な言葉でしょうか。 いいえ、むしろこれは、日...

00253_退職後の競業禁止、その一文はあなたを縛れない_迫力だけの条項に、キャリアを預けるな

退職の挨拶が終わり、最後の荷物を段ボールに詰めた日。 1枚の書面が渡されることがあります。 「退職後2年間は、競合他社への就業を禁止する。違反した場合は、退職金を支払わない」 まるで、あなたのこれからの2年を、丸ごと人質...

00252_週刊誌に書かれた「嘘」。怒りは正当でも、名誉毀損は成立しないことがある

週刊誌に事実と異なる内容を書かれた場合、「名誉毀損」として法的に争えるのでしょうか。 「嘘を書かれた」ことと「名誉を傷つけられた」ことは、法律の世界では必ずしも同じではありません。 法的に争えるのか、争えないとすれば何が...

00251_相続_「高い」「安い」は議論ではない_遺産交渉で最初に問われる、あなたの「値札を書く覚悟」

お葬式から帰った夜。 まだ線香のにおいが服に染みついているうちに、リビングの座卓の上で、不動産屋ごっこが始まることがあります。 「このマンションの査定は高すぎる」「軽井沢の別荘は、もっと安く見るのが筋だろう」 さっきまで...

00250_「了解、もらってます」_伝言を一度通過するだけで、言葉は別物になる

「了解もらってます」の構造 たとえば、ビジネスの現場で、仲介者が「相手も乗り気です!」と報告してくることがあります。 あるいは、電話の向こうから、「先方からは、もう、ご了解いただいておりますので。あとは、あなたさえよろし...

00249_ケーススタディ_探偵社を、探偵する!?

<事例/質問> ヴィンテージ時計のリユース業者に振り込んだお金が、返ってきません。 電話はつながらない。 ホームページは立派だが、代表者の名前は頭文字だけ。 本社所在地として大書きされたビルを地図アプリで検索すると、出て...