00126_「決断の技術」_8_まとめ

以上のとおり、まことに志の低い、卑怯で姑息で、
「ゲスの極み」
というリテラシーだったかもしれませんが、リアリストとしての知的スキルとしてはかなり重要なメッセージが入っていたと思います。

世間体とか、一般常識に囚われて、こんなことしたら格好悪いんじゃないかということで、大事な決断に、くっだらないバイアスを掛ける必要はないと思います。

私みたいな考えでいると、私みたいに嫌われちゃうっていうこともあるかも分かりませんが、やるやらないは別として、一つの考え方として知っておくことは有益かと思います。

もちろん、私も小さな事柄について毎度毎度こんな思考や発想で事態処理をしているわけじゃありませんよ。

10万円のパソコン買うのもこういう方法でやれ、なんて、そんなこと言ってるわけじゃないですよ。

あくまで、伸るか反るか、人生の切所で、重大な決断をするときの話です。

あれやこれやむかつく話をさせていただいたかもしれませんが、決断という知的営みをする際のスキルアップにつながれば幸いです。

著:畑中鐵丸